• 更新日:2020.12.21
  • 投稿日:2020.12.21

冬のバス釣りは、水温4℃を基準として戦略を考える!

冬のバス釣りは、数が釣れなくなり、1匹でも釣れると嬉しいですよね!
しかし、全然釣れない日が続く人が多く、冬のバス釣りをやらない人が多いのではないでしょうか。

実は、自分にも同じ経験があり、12月〜2月の間、1匹も釣れない経験をしています。

しかし、これは自分の考えと戦略が間違っていたからなのです!
そこで、キーとなるのが、水温が何度あるかどうかです!

水温4度以上なのか以下なのかにより、バスの行動が全く変わります。

今回、冬の寒い時期にどうしたら釣れるのかをご紹介したいと思います。

まず冬は、大きいサイズのバスが釣れる!

こちらのバスは、気温3℃の中釣った琵琶湖のバスになります。
水温が、4℃以上あったため、デスアダー6インチをボトムから少し浮かせた状態でゆっくり巻いて釣れてます。

冬は、大きいサイズのバスしか動けないため、デカバス狙いならオススメな時期です!

では、ここから水温変化についてご紹介します。

水温4℃による水の中の変化について

まず、水温が低下してくると、寒い地域では、表層が凍ってしまうことがあると思います。
しかし、魚はその中でも生きており、毎年寒い冬を乗り越えています。

この原理について、ご説明します。

水は、4℃で密度が最大になる!

水の場合は、4℃(厳密には3.98℃)で密度が最大になり、そこから0℃にかけて、密度が小さくなります。
そして、0℃以下になると水が凍り、氷は水よりも密度が小さいために氷は水に浮きます。

つまり、水が全て凍らなければ、冬の底の方の水は0℃より暖かく、魚もギリギリ生きていける温度となっています。

ブラックバスの場合、最低3.2℃あれば、生きていくことが可能です。

暖かい水は浮き、冷たい水は沈む

そして、もう1つ水の原理として、暖かい水は浮き、冷たい水が沈むことを覚えておいてください。
お風呂などで経験があるとお思いますが、入ったら底が冷たいという経験はありませんか?

これは、暖かい水は、密度が小さいため、水の中で変化が起こっています。

低水温時のバスの動きについて

水温変化によって、暖かい水と冷たい水のレンジをご紹介しましたが、それに合わせてバスの行動が変わります。

水温が上がるシャローにバスが移動

シャローとディープが隣接しており、シャローに1日中日が当たる場所が狙い目です。
冬でもこういった場所は、比較的水温が上昇しやすく、バスの活性が若干上がります。

昼はシャローに移動し、夜の冷え込みのため、ディープに潜る。的な行動をするバスを狙っていくと良いでしょう。

ただし、風が当たるようなシャローは、表水温が風で冷えてしまうため、そういった場所はNGです。

シャロー狙いなら!

  • シャローを狙うなら、ディープと隣接してる場所
  • 14時〜16時半までが狙いどき

※16時半な理由は、ここから一気に暗くなり気温が下がるためです。

ボトムくっつくバス

水温が、4℃以下になると、バスは可能な限り暖かいボトムにくっつきます。

そのため、ボトムをズル引きする戦略が役に立ちます。

しかし、水温が4℃以上あると、バスがボトムから若干浮くため、目線が少し上になります。
そのため、ボトムをズル引くような戦略より、少し浮かせる、ダウンショットリグなどが効果的になります。

どういったルアーを使うか?

冬バスの活性が下がるから、小さめのルアーを使おう!
これは、間違ってます!

確かに、バスの吸い込みが弱く、小さいルアーの方が確実にバイトを取れるかもしれませんが、基本的には、小さい食べ物を食べるより、大きく弱っている獲物の方が、一回の食事で済ませることができるためです。

そのため、少し大きめのルアーをゆっくり動かすのがコツです。

ポイント!

  • ルアーを小さくし過ぎないこと!
  • 大きいルアーをゆっくり動かすのがコツ!

サスペンドタイプのシャッド系

バスのレンジがボトム付近と分かっていれば、シャッド系のミノーを沈めて、ボトムに当てながらゆっくり巻きましょう。

その中で、おすすめなのが、スティーズシャッドなどのサスペンドタイプです。
このタイプなら、ボトム付近をコツコツと当てながらゆっくり巻いて来ることができます。

ボトムズル引きバイブレーション

また、バイブレーション系のルアーでもおすすめがあり、それがザリバイブのズル引きタイプです。
このタイプは、ボトムをゆっくり引いて来ることを前提で作られているので、根掛かりもしにくくなっています。

水温変化による戦略まとめ

今回、水温変化によるバスの行動パターンについてご紹介してきましたが、最後にまとめたいと思います。

ポイント!

  • 水温4℃以下の場合、バスはボトムにくっつく
  • 水温4℃以上の場合は、バスがボトムから若干浮く
  • 水温が上がるシャローが狙い目(ディープと隣接してる場所が良い)
  • ルアーサイズは、大きめにしてゆっくりスローに巻く

この4点を意識しておくだけで、狙い方の戦略が決まって来ると思います。
冬の寒い時期は、大きいバスが活動するため、小バスは釣りにくいですが、サイズが絞れるため、ビックサイズのバスを狙いたい方は、おすすめな時期です!

水温計を持っていない方は、ぜひこの機会に導入してみてはいかがでしょうか。

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